アマゾン製ディープラーニングライブラリのMXnetをWindowsにインストールする

ふとMXnetというアマゾンのディープラーニングのライブラリがあることを知った。とりあえずインストールしてみたメモ。AWS使えば一番楽かもしれないけどとりあえずはローカルで環境構築。
因みにMXnetはPythonやC++やRなどで実行できるようですが、これはPython環境の構築についての記事です。

公式サイトで手順を確認

公式サイトのインストール手順はこちら↓

■Installing MXNet in Windows

このページによると二通りのインストール方法があるとのこと。
  • プリビルドされたパッケージをインストール(簡単)
  • 自分でビルド&インストール(面倒)
2番目の方が最新&CPU最適されたバイナリがインストールできるんだろうけども、手順にあるVisual Studioのインストールってのが面倒(インストールバイナリのファイルサイズが大きく時間がかかる)なのは何度か経験済みなので、とりあえずで動作を見るだけならプリビルドされたものでいいや。ということで簡単な1番目の方法でインストールすることに。

インストール方法

手順のざっくり訳はこんな感じか
  1. 最新のプリビルドパッケージをココからダウンロードする。
    但し、GPU版とCPU版があるから気を付けて。詳細はココ
  2. パッケージを解凍して適当なフォルダ名を付けて(例えば D:\MXnet)
  3. フォルダを開いて"setupenv.cmd"ってファイルをダブルクリックして
  4. インストールできたことをテストするためにSampleをC++で実行してみて

レッツトライ

インストール手順に記載のリンクに飛んでプリビルドパッケージをダウンロードする。

私はCPU版なので(とりあえず動けばいいので)20160531_win10_x64_cpu.7zをダウンロード。
2017/2/7時点で最新Verが0.93のところ、Windows用のプリビルド版はVer0.70しかないようだ。。。

7zはWindowsでは解凍できないので、必要に応じてこの辺のツールを利用します。
Windows用バイナリをなぜ7zで圧縮するのか不明。

解凍したフォルダを開くとインストール手順に記載されていたsetupenv.cmdをダブルクリック。特にエラーもなく完了します。
4番目のステップは無視。

※ 因みに最初に間違えて自分でビルド&インストールする用のソースコードをダウンロードして四苦八苦してしまったのだが、こちらにサンプルコードなどもあるので一度ダウンロードしておくのもいいかもしれない。

動かしてみる

同ページに記載のミニマムなコードを実行してみる。
import mxnet as mx
a = mx.nd.ones((2, 3))
print((a*2).asnumpy())
実行結果は以下。
[[ 2.  2.  2.]
 [ 2.  2.  2.]]
実行できた。

Pythonチュートリアル

とりあえずこの辺を読みながらライブラリになれる感じかな。シンボルっていう機能がキーっぽい感じがする(Tensorflowっぽい考え方かな)。

■ MXNet Python Overview Tutorial

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