[ITコンサル]公開されているセキュリティ関連資料
ITコンサルとしてセキュリティ関連の案件もたまにあるので、よく参照する資料をまとめておく。
目次
- 政府機関等の情報セキュリティ対策のための統一基準群
- 『高度標的型攻撃』対策に向けたシステム設計ガイド
- クラウドに関するセキュリティ
- スマートフォン利用に関するセキュリティ
- その他のITコンサル関連記事
政府機関等の情報セキュリティ対策のための統一基準群
上記サイト内に配置されている以下資料が幅広い内容が記載されており
セキュリティ施策の網羅性を確認したい場合には参考になる
■政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準(平成28年度版)
統一基準に対する具体的な施策を確認したいしたい場合はこっち。
但しボリュームがあるので統一基準で確認したい事項を特定の上、
こちらを参照するのが効率的。
■府省庁対策基準策定のためのガイドライン(平成28年度版)
セキュリティに関する要件定義をしたいならばこちらが便利。
要件定義の方法がステップを追って説明されているので、この通り実施すれば要件が漏れないようになっている。また、上記の統一基準との整合表もあり。
■情報システムに係る政府調達におけるセキュリティ要件策定マニュアル
『高度標的型攻撃』対策に向けたシステム設計ガイド
統一基準は組織などの観点も入ってますが、これは(表現は正確ではないが)もっと技術的な対策について詳しい。私の理解では、企業を狙う攻撃は高度化しており、特定の標的に絞って標的にカスタマイズされた方法で攻撃してくるため、基本的に1つの手法で守るのでは不足で、攻撃者の攻撃プロセスの則って、多段的に防御する必要がある。というのがこのガイドの基本的な考え方になっている(と理解している)。
対策としては「入口」「内部」「出口」(実際に検討してみるとどの分類に当たるか分かりづらい対策も多いが)があり、もう少し具体的に表現すれば、攻撃者が「入れない対策」、「重要情報にアクセスできない、侵入を検知する対策」、「重要情報を持ち出せない対策」があり、組み合わせて対策を打つ必要があるといっている。
■ 『高度標的型攻撃』対策に向けたシステム設計ガイド
同一ページには対策セットもあり、具体的な施策が確認できるようになっている。
クラウドに関するセキュリティ
唐突に限定的な内容ですが、ここ数年話題に上がることが多いので参考資料をまとめておく。
CSAは、cloud security allianceの略で、名だたる企業を会員をもつ調査・研究団体で、非常によくまとまった資料が閲覧できる。
Salesforceは、クラウドで最も有名なサービス提供企業の一つなので、そこで述べているセキュリティ関連のサービスレベルの事項を確認すれば、多くの企業で関心を抱くセキュリティ項目を確認できる(よく聞かれることは情報を整理して発信しているだろうという考え)。
■ 欧州ENISAのクラウドのセキュリティに関するガイドライン
■ CSAガイダンス資料集
■ Salesforceのセキュリティ関連のサービスレベル
スマートフォン利用に関するセキュリティ
BYOD等でニーズはありそうだが、纏まった文書はあまりない。。。
■ スマートフォン等の業務利用における情報セキュリティ対策の実施手順策定手引書
■スマートフォン&タブレットの業務利用に関するセキュリティガイドライン
※ 私は読んだことないので有益かどうかは不明。。。
■BYODガイドライン2013
※1企業が作成したもののようなので信頼性は定かではない
IoT開発におけるセキュリティ
最近の動向を鑑みてか、IoTにおけるセキュリティの文書も公開されている。
■IoT開発におけるセキュリティ設計の手引き
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